気ままに行く欧州の旅④ ペテルゴフ(ピョートル大帝夏の宮殿)
サンクトペテルブルクでは旧帝ゆかりの宮殿巡りも今回旅の楽しみです。
有名な二大宮殿、ピョートル大帝の夏宮殿のペテルゴフとエカテリーナ宮殿はともに郊外にあり、車がないと自力で一日で回るのはほぼ無理でしょう。個人旅行の場合は現地発の日帰りツアーで行くか、今回のように車をチャーターして行くのはいいです。
エカテリーナ宮殿の入場は複雑な予約制があり、しかも見学時間は昼からということで、朝からまずペテルゴフへ向かいました。
ペテルゴフ宮殿(Peterhof Palace)
現在のエルミタージュ美術館のメイン建築はかつてピョートル大帝の冬宮殿ですが、郊外のフィンランド湾沿いにある夏離宮は、特にそのフランス式の庭園もサンクトペテルブルグの観光目玉になってます。
ペテルゴフ宮殿はエルミタージュの裏から高速船でも行けますが、行ってみて分かったが、船乗り場から宮殿までかなり距離があり、往復で船利用するなら1日はかかりそうです。
下の公園
完全なシンメトリーの庭園は想像以上に広大で美しいです。。
この庭園はフランスのベルサイユの造園師の愛弟子で設計してもらった由来もあったが、本場のベルサイユや英国の由諸あるブレナム宮などと比較されても全く遜色なく、むしろオリエンタル的な要素が加えられ、ここでは地形の高低差を利用した数多くの噴水とのコンビネーションは絶妙です。
公式サイトでは噴水ショーは9月末でと書いていたが、ショーを見るのは諦めていたが、実際10月上旬に訪問した時、10時になったらなんとショーが開演されました。
そういう欧米的な大らかさが大好きです!




ショーが始まる前はすでに豪奢な大宮殿と庭園のスケールに圧倒されたが、




ショーが始まったら、煌びやかな金色の像と水しぶきのハーモニーはまさに地上の楽園、




今年は暖かいせいか、10月上旬の園内にある木々はまだ色つき始めたばかりで、噴水と紅葉を一堂に観れることは年によってわずか数日しかないようで、とても幸せ!


あいにくの曇り時々小雨の天気でちょっと残念だが、水辺までの散策道の木々は清々しい。






大宮殿
豪華さで有名なエカテリーナ宮殿も行く予定があるので、運転手はこの大宮殿は入らなくてもいいって言ったが、せっかくなので庭園を散策後人ごみもなくその場でチケットを買って入場しました。
明るくてエレガントさが漂っているダイニング、
豪奢で快適そうな執務室、あの水色のベルベットの椅子に一目ぼれ、
エルミタージュで見たようなハイセンスなインテリアの数々、


景色をいっそう引き立てる窓、
様々なテーマ別の素敵な部屋があるが、個人的に一番惹かれたのは各部屋にあるマイセン風の白地に青い花の陶器製の暖炉(ペチカ)!


歴代皇帝が使用されている素敵な調度品が多く、しかもインテリアが好みなので、ゆっくり鑑賞できて大満足でした。




皇帝使用品の数々も展示されています。


次はエカテリーナ宮殿へ行きます。