気ままに行く欧州の旅⑨ ウィーン!東欧への中継地
本来は10月のウィーン、ブラハ、ブダベストなどの秋景色を観に行きたいと思っていたが、旅程を組んでいるうちに、どんどん行きたくなる場所が増えました。
結局ウィーンを東欧方面のベースにし、そこから鉄道でプラハ、ブダベスト、さらにオーストリアの湖水地方のザルツブルクとハルシュタットへ行く旅程になったが、中継地のウィーンでは行き来で合計4泊をしました。
一、一筆書きで見るウィーンの秋景色
セビリアからウィーンまではイベリア航空とオーストリア航空の乗り継ぎで、どっちも欧州内の短距離ビジネスクラスは簡単な機内食があるだけで、席はエコノミーと変わりませんでした。(真ん中の席がブロックされた位)




ウィーンの美しい街並みは秋の黄葉にも映える。まずはモーツァルト像にご挨拶、


カフェで一杯、


アジアフードも恋しくなり、お上品な「日本橋」も向かい側の庶民中華も行き、


スーパーにあるフレッシュオレンジジュースも、街角のベーカリーも楽しくて、


立派な王宮、オペラ座、そしていつ見ても違和感があるピンクの兎、




昼から夜まで賑わうケルントナー通り、街角の上質なパフォマー、




通る度に惹かれる立派なシュテファン寺院、ここはエレベーターがあり、昼間塔に登ってウィーンを一望しました。




二、石畳みの路地で中世へタイムスリップ
この頃「ことりっぷ」という軽めのガイドブックが気に入っています。ウィーン・プラハ編ではある写真に惹かれていました。
ケルントナー通りにも近いナーグラーという小路の風景です。


界隈でなかなか写真の場所が見つからなかった。通りかかったおしゃれな奇石ショップに入り、アフリカのマダカスカ産という綺麗なグリーン色の奇石を選び、この旅で初めてお土産を買い、梱包もとても丁寧でした。ガイドブックを見せたら親切な女性店員さんが場所まで案内してくれました。




これです!
路地の入口は狭くて分かりにくかったが、なかなかの雰囲気です。


下り坂の先には小さな広場とレストランがあり、テラス席で夕食、


暖かい物がほしくて、リンゴ煮トッピングのレバーシチュー料理にしました。ご飯付きで結構美味しかったし、プチ中世体験も大満足でした。


三、やはり宮殿も!シェーンブルン宮殿へ
ここはさすがに自分の娘をたくさんの王妃にしたマリー・アントワネットの母でもあるマリアテレジア様のお気に入り宮殿なので、庭園も壮観すぎて圧倒されました。


お天気にも恵まれ、旅先ではなければずっとこの素晴らしい庭園にいたかった。




1000以上部屋(ちなみに当時全宮殿内バスルームが2ヶ所のみだそうで)は現在40室位しか見学できませんでした。
宮殿内は撮影不可で、売店で各部屋の写真の絵葉書が販売されています。
このPorcelain Roomが好きで、残念ながら葉書では繊細な絵とマイセン風の青色が出せなかったが……
四、美術史美術館
ウィーンは芸術の都で、数日だけでは見どころの選択が難しかったです。さらに今回は中継地として列車旅の往復で半日単位の観光時間しかなく、いっそう悩ましかったです。
美しい建築が好きで、ピルンクザール(国立図書館)と迷ったが、今回は結局建物自体も美しい美術史美術館一か所に絞りました。


建物自体もすでに贅沢な美術品、


階段ホールも天井いっぱいにある「ルネッサンス賛歌」というフレスコ画も圧巻的で、


豪華絢爛なクーポラの下にあるカフェは世界一美しいという賞賛にぴったりです。
館内の収蔵品は豊富で、特にブリューゲルの特別展があるように、彼の作品が多く、
名作「バベルの塔」は必見!


わずか数日だけでしたが、様々なウィーンの秋風景を楽しむことができて満足でした。次はプラハへ行きます。