イスタンブールの新空港
2019年4月7日から旧アタチュルク国際空港から全面移行したばかりの新しい「イスタンブール空港」を利用してきました。
新規オープンの巨大な空港様子をツイッターでアップしたら、自己史上最高の100を超えた「いいね」をいただきました。関心のある方が多いではないかと思うので、実際利用した情報をまとめてみました。
とにかくとてつもなく広い空港なので、しかもLHRやJFKのような分散したメガ級空港と違って、一ヶ所集中で一見便利に見えるが、中では全部徒歩しかないので、結構疲れます。
4月中旬にターキッシュエアライン(TK便、ビジネスクラス)で市内一泊のトランジット利用のため、出入国の情報とTKラウンジ情報を中心にお伝えします。
1.とにかく巨大すぎる
降りたゲートからバゲージエリアまで先が見えないような遠さ、


ラウンジエリアから搭乗ゲートまで約2キロ、


入国審査のところから市内行きのバスまで探しながら空港内でおそらく3、4キロも歩きました。


広すぎて、標識もすぐ見当たらなくて、インフォメーションブースを探そうと思っても、結局歩き疲れ、途中諦めました。
「ask me」というTシャツを着ているスタッフが所々にいるが、二人の方にバス停のことを聞いてみたが、違う答えが返ってきて、また諦めて、自力で出口っっぽい方向へ行き、地下2階にあるバス停にたどり着きました。


ブランド免税店のほか、密集したショッピングブースも大量にあり、右はラウンジから見た風景です。


本当に必要かなと思うような広さ......
2.待望のTK新ラウンジ
場所
趣のある旧アタチュルク国際空港のラウンジに比べると、たいぶ簡素なデザインとなりました。フラットな免税店上に広がる2階の部分は全部ラウンジです。
左の写真の2階は現在TKビジネスの専用部分であり、右のはスタアラのビジネス用だそうです。


ラウンジの場所は分かりやすいです。
TKラウンジはセキュリティゾーンを終えたら、正面に2か所あります。
まだ全部内装が終えてない左側のLV、右側のHERMESの上はラウンジです。
スタアラのラウンジはHERMES側からさらに100m先だそうで、遠すぎで確認に行けませんでした。


入口は前後2か所あり、この頃流行りの自動改札方式です。


搭乗券のバーコードで入ってから2階に上がるエレベータがあります。


設備
仕切りはないが、異なる雰囲気のエリアゾーンにソファや椅子はたっぷりあります。




満員のため写真を撮れなかったが、カーテンで個室風に仕切られてるカウチの場所も多数あり、シャワールームに「スイート」という名の簡易ホテル風の部屋もあるが、前後便ともTK便利用とか、利用条件があります。
素晴らしく便利な透明ロッカーは健在です。しかも壁一面に鍵付きの充電ロッカーもありました。


長時間でも退屈したいようなゴルフ練習ブースや、ポップコーン機付きの子供エリアなども完備されています。


Wifiは自動発券機で、
コンシェルジュデスクは総合受付兼になっています。
食事
食事のバリエーションは以前と変わらず、エアラインラウンジの世界では不動の世界一と思います。(香港のキャッセイも素晴らしいと思うが)
気前よく24時間体制で大量な食事が丹念に提供され、食事関連で働いているスタッフの数も大型ホテルのバイキングなみです。




焼き立てのナン、パニーニ、各種パティスリー、スープ、洋食等々、朝発の便で出発前に行ったら、オムレツを作るエッグスタンドまでありました。




そして大人気のスイーツコーナー。デメル(DEMEL)のケーキやクッキーはもちろんのこと、


現場で大人気なのはかわいい盛り付けのトルコ菓子です。


食べなくても、目で楽しめました。


飲み物の種類ももりだくさん、本格的なコーヒースタンド。
ハード(笑)&ソフトドリンク、


個人的にお気に入りのトルコ茶の部屋。
好きなブレンド茶を南部鉄器のようなポットで作ってもらえます。




3.TK上級ユーザーには至れり尽くせり
5番ターミナルはTKビジネス専用となっています。
看板ではスターアライアンスも書いたようだが、実は今回フランクフルトでLHから黄色い搭乗券が発行され、入口で赤のTK搭乗券でないことで止められ、再三確認後やっと入れた経緯がありました。


専用のチェックインターミナルに続き、専用のファーストトラックがあり、出国審査後、広大なターミナルで最小限の移動で済む立地で広大なビジネスラウンジが作られています。


4.市内へのアクセス
地元の友人の話では、現地ではこの新空港の建設に反対する人も多く、やはりゼネコン事業に表と裏がいろいろあるのはどの国も同じでしょう。実際この山間部に造られている空港は現在まわりには本当に何もありません。鉄道もこれから開通になる予定ですが、現時点では市内へのアクセスはバスと車のみです。
バスは民営のHavistと国営のIEETの2社あるが、市内観光地までは断然Havaistが便利です。問題はこのバスは現金不可で、イスタンブールカードしか使えません。
乗り場あたりでは黄色い券売機はたくさんあるが、トルコ語のメニューだけなようで、結局ほかの乗客に手伝ってカードを買って、チャージをしました。
Taksimまでなら19番乗り場から直通で、18リラでした。
空港まで一本道しかない現在、帰りは渋滞にあって、空港まで約2時間かかりました。