春の欧州④ フレンチバスクの街巡り サン・ジャン・ド・リュズとオンダリビア
バスクの観光地はビルバオより、サンセバスティアンを起点に廻ったほうが便利です。
夏の観光シーズンでは、現地発のツアーで何日か分けて行く方法もあるが、私が旅した4月にはツアーはほとんどお休みです。
ビルバオに着いてからはじめて分かったが、バスク地区ではとにかく気候が多変で、雨が多いため、「バスク気候」という呼び方までありました。
一つ目で行ったビアリッツ(Biarritz)はまさに暴風雨のような状態でした。
ここは「地球の歩き方」には載っていないが、バスク地方有数な高級リゾート地で、欧州航路のプレミアム級クルーズの寄港地であり、有名なサーフィンスポットでもあります。パリからTGVで6時間位で電車で行くことも可能だそうで、次回リベンジします。
一、サン・ジャン・ド・リュズ(Saint-Jean-de-Luz)
悪天候でG君も焦って、地元でよく使われているリアルタイムの天気予報アプリで確認し、次は天候の良さそうな街へ向かった。四輪で雲を追うのはさずに無理があるので、この港町に到着した時はまだ雨雲が厚かったです。




空いているカフェやギャラリーに入ったりして、こういう街歩きはやはり晴れた日がいいですね。






二、オンダリビア(Hondarriia)
フェリーに乗って対岸のスペイン領へ行くことにしました。こことサン・ジャンは本来同じバスクの村ですが、様々な歴史的な変遷で、いま違う国の領土となりました。ユーロ圏になったいま、もちろんフェリーでの行き来はパスポートも不要です。




観光ガイドでよく観るような可愛い村






ここは昔からの漁村で、内容もお値段もかなり高級なシーフードレストランが林立、




三、まるで中世映画のような旧市街
オンダリビアの港側もいいが、この魅力的な坂道を10数分ほど上がり、








雰囲気のある石畳みの道が続き、まるで中世へタイムスリップ、






ありました!石原さとみさんの番組で観たあの素敵なバラドールホテル(Parador de Hondarribia)!




このパラドールは海を眺望する高台に980年頃建て、最初は要塞として、15世紀頃お城に改造されたようです。可愛いパティオのような広場に面しています。いつかスペインのパラドールを巡る時、真っ先にリストに入れたいところです。




旧市街から下の道へでたら、いつもの間にかすでに晴れ間になって、見事な桃の花が満開していました。

