春の欧州⑤ 山バスクの村々1 サン・ジャン・ピエ・ド・ポール、バイゴリ、エスプレット
毎朝まず天気とにらぎめっこしてから出発。
山間部では特に天気が多変するので、スペイン人のG君はフレンチ領の村や街は整然としているが、どこも似たような家作りと色使いで2,3か所で飽きるではないかと心配していたようで、私が沿道の景色、それぞれ異なる地形のランドスケープ、街や村の各々の雰囲気で毎日わくわくしています。
一、サン・ジャン・ピエ・ド・ポール(Saint-Jean-Pled-de-Port)
ここも「地球の歩き方」に載っていない小さな町ですが、ビレネー山の麓にある巡礼道山コースの宿場町です。




町にはフランス色が濃厚で、雰囲気は南仏のプロヴァンス地区のリュベロンの村に似て、カフェもフランス菓子のお店も洗練された雰囲気で、小洒落です。






町はいまでもサンチアゴへ向かう巡礼者の宿として賑わい、町中に巡礼関連のお店がたくさんあります。






城壁に上がったら周りがゆったりとした田園風景が広がり、ゴシック様式の城門がまた長い歴史を語っているように建っています。




二、バイゴリ(Baigorry)
ここはまるで別荘地のようなのどかな村です。
この地方では昔からひまわりを魔除けとして玄関先に飾る風習があるようです。




静かに流れいるせせらぎに沿って歩きながらなんと映画のワンシーンにいるような錯覚をし、向こうにはローマ時代からの古い石橋が残っています。




三、エスプレット(Espletette)
軒先に赤い唐辛子の飾りで有名なこのバスクの村は今回ぜひ訪ねたい場所の一つですが、プラニングの時見た日本語の現地ツアーだと、一人3万円位だそうです。




雨足が強くなり、村のレストランへランチ雨宿り兼ランチをしました。
何食べたかはすっかり忘れてしまったが、お店にある歴年の唐辛子まつりのポスターが印象的でした。
しかしこんな雨の多い村なのに、なぜか唐辛子を建物の外に干している。大丈夫かなって勝手に思いました。





