気ままに行く欧州の旅② モスクワ観光編
ロシアの首都モスクワは実はヨーロッパ最大の都市です。
空港から市内までの道のりでもその広大さを実感しているが、一方観光の目玉となるクレムリンをはじめとする市内の観光名所はほぼ赤の広場エリアに集中されてあり、ロシア全道路の起点は広場のヴァスクレセンスキー門にあるように、観光なら赤の広場エリアのホテルは一番便利でしょう。
一、観光の起点は赤の広場
セントレジスから赤の広場までは徒歩数分、朝から晩まで賑わっている歩行者天国での散策も安全で楽しい。
ワシリー寺院の美しい姿の見比べをしたり、


夜にライトアップされたスパスカヤ塔を鑑賞したり、(トップで輝いている赤い星は本物のルビーだそうで)


様々な表情の広場風景を楽しみました。




すごく立派なグム百貨店も徒歩で数分、外観もスケールも圧巻の迫力があり、




いままで見た一番スケールのあるデパートで、内装も素晴らしい!


収穫祭飾りの温かい雰囲気が好きで、滞在中毎晩通いました。






二、クレムリンはロシアの政治歴史文化の中心である
観光名所のイメージのクレムリンは実は大統領府と中央官庁の所在地でもあります。
地図で見ると赤の広場に隣接してあるが、入口は歴史博物館とカザンの聖母教会側のかなり離れた場所にあります。


もし自力なら広場から切符売り場までたぶん数時間はかかっただろう!


クレムリンの入場口まで広大なアレクサンドロフスキー庭園が続き、


ようやく本当の入場口に到着!
ガイドのQちゃんの話によると、ロシアでは衛兵さんの写真を自由に撮っていいということで、制服も姿も本当にかっこうよくて、観光客に混じって、みんなスマホでバシャパシャ......




プーチン氏が執務する大統領官邸、
交通渋滞を作らないためヘリで通勤する大統領のヘリポート、
未完成のままになっている世界最大の銅製鐘の王様、


彫刻が美しい有名な大砲も一通り見学し、


宇宙旅行を経た種で成長した大樹と別角度からの大統領府、


クレムリンの一番の見どころはロシア正教の聖堂群。五つの黄金色のドームを持つウスペンスキー大聖堂はロシア正教の最高位の大聖堂、現在でも大統領就任式の祝福がここで行われているそうです。
ドームの数がさらに多く、豪華に見えるブラゴヴェシチェンスキー大聖堂は昔皇帝の私的礼拝堂だそうで、
ほかには鐘楼などもあり、クレムリン中の聖堂は全部黄金色のたまねぎ頭状のドームと白の外壁で、統一感があるのはいいが、なかなか見分けがつきにくい......
三、遠足で行く近郊、黄金の環のセルギエフ・ポサード
モスクワ近郊に黄金の輪という魅力的な名前のエリアがあり、黄葉の美しいこの時期ではぜひ訪ねてみたいと思っていました。
相談した結果、宿泊せず列車で日帰り可能なセルギエフ・ポサードへ行くことになりました。
一人なら余裕がさなそうな地下鉄ホームを鑑賞しながら、




着いたセルギエフ・ポサードはカラフルーなたまねぎ状のドームが林立する遊園地のような綺麗な街です。




街並みもまるで童話の世界のように可愛くて、




門の中はどんな施設かなと覗いたら、小学校だった


街の目玉のトロイツェ・セルギエフ大修道院は年中観光客で賑わっているが、入場料は入口と離れたこの建物で販売され、ガイドがいないと探すのはまた大変そう。
修道院自体は現在でもたくさんの修道士がいて、神学院になっています。
城壁に囲まれた内部には大聖堂、礼拝堂、鐘楼、食堂、聖水場など色彩豊富な建物がたくさんある。




大晴天にも恵まれ、どの角度からみてもまるで砂糖菓子のようにメルヘンチックで、素敵!






今年は天候は暖かくて、黄葉はまだ少し早いようだが、とても楽しい遠足でした。
四、スターリン・クラシック様式の建築とモスクワ大学
歴史が作り出されたモスクワの名物。スターリン政権の時代でアメリカとの対抗意識で作られたスターリン・クラシック様式の建築の実物も今回見たいと思っていました。
赤の広場からY Taxiで雀が丘まで約350ルーブル。アプリのGPS精度がいまいちで、結局電話のやりとりをし、道路を渡ったところでようやく乗車できた。
雀が丘から市内を一望し、ガイドのQちゃんが通っているモスクワ大学をじっくりみることにしました。
遠くから眺めるモスクワ大学のシンボルになっている壮大な姿。
現在は全館学生寮になっているようで、
目の前のように見えるが、建物の近くまで10分以上は歩いた!


建物の正面から横に回り、奥行もすごい!


学生寮らしくなってきた、


スターリン様式のビルを過ぎたら、さらに広大なキャンパスが広がる、北米の広大な大学キャンパスをいろいろ回ったが、モスクワは高低さのない平原な地形のせいか、遠くまで広がる森のような木々と芝生はいっそく広く感じます。


名門大学らしく立派な図書館と賢そうな若者、


広大すぎて、橋で川を渡って、またY Taxiのお世話になりました。


五、黄葉探し
ガイドのQちゃんは年こそわが子とあまり変わらないが、他人の子はやはり楽!(笑)
市内では葉っぱはまだ色つき始めたばかりで、近郊の公園なら綺麗な黄葉が観れるかもって気をまわして、近郊のツァリツィノ公園へ案内してくれました。



ここはまだ地元の方しか利用されていなく、のどかな雰囲気のとても素敵な公園。


元々はエカテリーナ二世が一目ぼれで離宮を作ったが、超わがままな女王は完成後なんと気に入らず、取り壊して再建の間に寿命がつき、結局未使用のままの立派な宮殿が残された。




広大な敷地には四季折々に花が咲く庭園、湖、森のような自然林があり、




敷地の一部は博物館になっている、


ランドスケープがとても美しい庭園、


まるで森のような自然林の一部は、地元の老人の憩いの場となっている、




観れました!黄金色の黄葉!


Qちゃんのおかげで、初めてのモスクワはかなり盛りだくさんの楽しい思い出ができました。次はロシアのもう一つの大都会、サンクトペテルブルクへ行きます。