気ままに行く欧州の旅⑪ ザルツブルクとハルシュタットの美景を訪ねて
オーストリアにも風光明媚な湖水地区があります。
アルプス山脈からの清流で形成された透明度抜群の湖と魅力的な湖畔の町が点在しています。
特にドイツと国境界隈のハルシュタットは世界で最も美しい湖畔の町と言われ、今回はウィーンからザルツブルク経由で訪ねて行きました。
一、美しい湖畔の町ハルシュタット
ハルシュタットへはザルツブルグからの車が便利と思います。電車も走っているが、到着する駅は市街地の反対側の湖畔にあるので、オフシーズンなら湖を往復する定期便のボートはないため、不便です。
1時間半位のドライブの沿道には美しい森林があり、静かな湖水があり、息をのむような美景が続く、




雄大な自然と濃厚な中世の面影がある町並みのコントラスが見えました!


深みのある碧色をした湖水、真っ青な空、空気までひときわ澄んだ気がする、
まるでおとぎ話に出てきたような家々、


ここはかつて塩鉱の町として栄え、現在も展望台と塩坑見学へのケーブルカーが運航されています。ここの展望台が崖から突き出したような作りで、「世界遺産の眺め」という看板を掲げています。




運良く珍しい位の大晴天に恵まれ、高所からの眺望はまた素晴らしい、


現地で聞いた話だが、なんと中国のシンセンにハルシュタットのまるごとコピーが作られたようです。現地で歩きながら思ったが、この町のいたるところに何百年に亘って刻まれていた歴史と文化の重厚感はきっとコピーできないでしょう。








山の斜面にへばりつくように建てた家々も魅力的だが、ここはなんと言ってもやはり湖畔の美景です!しかも光の変化によって、様々な魅惑的な表情を見せてくれました。


美景を巧みに取り入れた湖畔でのんびりする時間もとても贅沢に思えてしまった。






ハルシュタットは本来ならとても静かな湖畔の小さな町ですが、現代の観光ブームで様々な観光項目が増え、狭い土地柄の独特の風習なのか、納骨堂でアートされた頭がい骨でさえも見物される観光客が多く.......
私が町を一周し、湖畔で時間の流れに任せてぼーと夕日を眺めていました。
二、ザルツブルグ、楽しみが盛りだくさん
1.モーツァルトの町
第一印象は街中どこでもモーツァルト!ホテルの部屋にもモーツァルトのチョコ(笑)








2.ゲトライデ通りのアイアン看板はすごい
ウィーンのナーグラー小路の中世的な雰囲気を体験したばかりで、旧市街のメインストリートのゲトライデ通りの鉄製アート看板に、ちょっと圧倒されました。うん、中世へのタイムスリップはやはり静かさも大事かなと思いました。
しかし、ここはまさにアイアン看板の見本市のようで、見ごたえはたっぷりあります。








メインストリートは朝から晩まで観光客で賑わっています。






3.素敵な世界遺産の歴史地区は美しくて楽しい
街の中央に流れているザルツァッハ川の畔が長閑でありながらもおしゃれ、


徒歩で楽々渡る新市街と旧市街を繋がっているマカルト橋、
ここの橋も愛の鎖から逃れなくて......


両側には美しい景色が広がり、
川の左側は旧市街であり、ここにはモーツァルトの生家もあり、美しい中世的な街並みが世界遺産でもあります。






週末のマーケットはまるで祭り、






3.映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地
ザルツブルグはモーツァルトゆかりのスポットのほか、もう一つ来訪者が殺到するスポットがあります。かつての館と庭園を改装したミラベル宮殿です。
ここの庭園も広大な公園になっており、映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケにたくさん使われていました。






この庭園をゆっくり鑑賞しようと思って、ホテルから庭まで直結してあるザルツブルクシェラトンに泊まったが、8時前庭園に入ると、すでに韓国の団体さんがいっぱい!しかもみなさん舞台セットのような衣装、小道具で大がかりな撮影を行われ、完全にペースが乱れ、あとでみたらまともに撮れた庭園の写真はほとんどありませんでした。










4.快適で便利なザルツブルクのシェラトンホテル
ホテルは新市街地にあるが、中央駅から徒歩10分若で、なによりロビーのこのドアからミラベル宮殿の庭園に直結しています。


ホテル自体は結構年数が経っているようで、普通のツインだが、清掃が行き届き、アットホームな雰囲気。
団体客は多く、朝食の時はちゃんとSPGの専用席があり、浴室にタオルヒーターがあります。


サービスはとても丁寧で、特にロビーのピアノ弾きが大変お上手な方で、2泊で結局毎晩ホテルでピアノを聞きながら食事をしました。


五、ホーエンザルツブルグ城、今回の嬉しいサプライズ!
メンヒスベルクという丘の上に聳え立つこの要塞のようなお城は、15世紀で完成された後、焼き討ちに免れ、攻撃にも陥ったことはなく、現在でもヨーロッパ最大規模を誇る要塞だそうです。
ケーブルカーで登って、さらに階段を登って、ようやくお城です。


登ったところには大きな広場があり、現在は展望カフェになっている。


城内はかなり広く、鐘楼、薬草塔、鋳物の塔、刑務所、武器庫、貯蔵庫等が作られてある。






城中はまるで一つの町。ゴシック風な作りもあり、




立派な教会


もちろん、高台にあるお城からの眺望は素晴らしくて、ザルツブルグの街並みを一望する絶好な場所です。
次はブダベストです。秋のヨーロッパの長旅もそろそろ終わります。