春の欧州へ① 今回の旅概要
一、二転三転の旅程変更
今回の旅ほど旅程の方向修正を何度も変更したことはなかったです。
実はずっと南米へ行きたくて、ANAデスクのスタッフさんのおかげで漸く念願の世界一周ファーストクラスの特典航空券を発券したが、自由なようで結構不自由な仕事の都合で急遽その旅程では行けなくなりました。綱渡り状態で取れた特典での日程変更はほぼ無理なので、泣く泣く一旦キャンセルせざるを得なくなりました。
諦めきれず、日程調整後今度は有償で世界一周券を購入したが、しばらくしたらなんと目玉になっているFRA発のLHファーストを初め、3つのファースト区間の機材変更によりダウングレードが発生しました。これではさすがに有償券の意味がなくなり、ANAも手数料なしでキャンセルをさせて頂きました。
すでに空けてある日程もあり、やはり大好きな春の欧州へ行くことになりました。
二、欧州の旅プラン
近年結構頻繁にヨーロッパへ旅をしているが、行けば行くほどその奥深い魅力に引き込まれています。方向が決まったら、あれもこれも、あっという間にまた盛りだくさんの旅プランになりました。
1.Game of Thronesのロケ地絶景
シーズン7でドラゴン姫が故郷のドラゴン・ストーンに戻ったシーンで使われていた海に囲まれた岩山はサンフアン・デ・ガステルガチェです。
海に浮かぶような石の階段はあまりにも幻想的で美しい。この「スペインでも最も美しい風景」、「世界のすごい階段7選」に選ばれた絶景を見に行きました。
2.念願のバスク地区(PAYS BASQUE)巡り
絶景の「サンフアン・デ・ガステルガチェ」はスペイン北部のバスク地区にあり、最近テレビでもよく紹介されたサン・セバスティアンのような都会の街のみならず、スペインとフランスの国境にある独自の文化と魅力を持つバスク地区の村々を廻る機会になりました。
芸術の街、ビルバオ
美食の街、サン・セバスティアン
美しいフレンチバスクの村々
濃厚な中世的な魅力のあるスペインバスク
海辺に佇むバスクコーストの港街
中世からの巡礼道カミノ・デ・サンティアゴ(Camino de Santiago)
3.芸術の欧州!磁都と迫力のあるタイル絵
アズレージョンの本場、ポルトガルのポルト
旧東ドイツの磁都ドレスデン
4.欧州で教養を深める
プラハにある世界一美しい図書館、クレメンティウム
ポルトにある世界一美しい本屋、レロ・ イ・ イルマオン
ストリート・アートという”芸術”も
リスボンの名物詩のケーブルカー
ドレスデンの芸術村「クンストホーフ・パッサージュ」(KunsthofPassage)
ハイデルベルクの学生牢(Studentenkarzer)
5.魅せられる美しい建築の数々
リスボン郊外にある古都シントラのペナ宮
シントラにあるもう一つの絶景名園「レガレイラ」
ハイデルベルク城と郊外の黒い森にある木枠の家々
6.パリで美術館三昧とモネワールド
盛りだくさんすぎて、ほぼ忘れていたが、パリでこの季節にぴったりな光と影のモネ世界もたっぷり鑑賞してきました。
三、旅のもう一つの楽しみ
乗りたいエバー航空とターキッシュ航空のために、行きも帰りもかなり寄り道をしました。振り返ってみると一枚に航空券でよくもこんなに行けたなって自分でも感心しております。
全旅程はこんな感じでした。
NGO~ICN~TPE~CDG~~(もろもろ)~~ FRA~ IST ~TPE~ FUK~ NGO
大好きなエバー航空の機内食鼎泰豊を2回食べ、
色もお気に入りの長距離便のアメニティを頂き、
初めてのTKビジネスで久しぶりにイスタンブールに立ち寄り、
しかし、今回は珍しく欧州内でいくつもの交通機関のトラブルに遭遇しました。
機会があればトラブル編をまとめてみたいとは思いますが、結果的には全旅程がほぼ予定通りに進み、特に念願のバスク地区をたっぷり廻り、美景美食で楽しい思い出がたくさんできた旅となりました。
イスタンブールの新空港
2019年4月7日から旧アタチュルク国際空港から全面移行したばかりの新しい「イスタンブール空港」を利用してきました。
新規オープンの巨大な空港様子をツイッターでアップしたら、自己史上最高の100を超えた「いいね」をいただきました。関心のある方が多いではないかと思うので、実際利用した情報をまとめてみました。
とにかくとてつもなく広い空港なので、しかもLHRやJFKのような分散したメガ級空港と違って、一ヶ所集中で一見便利に見えるが、中では全部徒歩しかないので、結構疲れます。
4月中旬にターキッシュエアライン(TK便、ビジネスクラス)で市内一泊のトランジット利用のため、出入国の情報とTKラウンジ情報を中心にお伝えします。
1.とにかく巨大すぎる
降りたゲートからバゲージエリアまで先が見えないような遠さ、


ラウンジエリアから搭乗ゲートまで約2キロ、


入国審査のところから市内行きのバスまで探しながら空港内でおそらく3、4キロも歩きました。


広すぎて、標識もすぐ見当たらなくて、インフォメーションブースを探そうと思っても、結局歩き疲れ、途中諦めました。
「ask me」というTシャツを着ているスタッフが所々にいるが、二人の方にバス停のことを聞いてみたが、違う答えが返ってきて、また諦めて、自力で出口っっぽい方向へ行き、地下2階にあるバス停にたどり着きました。


ブランド免税店のほか、密集したショッピングブースも大量にあり、右はラウンジから見た風景です。


本当に必要かなと思うような広さ......
2.待望のTK新ラウンジ
場所
趣のある旧アタチュルク国際空港のラウンジに比べると、たいぶ簡素なデザインとなりました。フラットな免税店上に広がる2階の部分は全部ラウンジです。
左の写真の2階は現在TKビジネスの専用部分であり、右のはスタアラのビジネス用だそうです。


ラウンジの場所は分かりやすいです。
TKラウンジはセキュリティゾーンを終えたら、正面に2か所あります。
まだ全部内装が終えてない左側のLV、右側のHERMESの上はラウンジです。
スタアラのラウンジはHERMES側からさらに100m先だそうで、遠すぎで確認に行けませんでした。


入口は前後2か所あり、この頃流行りの自動改札方式です。


搭乗券のバーコードで入ってから2階に上がるエレベータがあります。


設備
仕切りはないが、異なる雰囲気のエリアゾーンにソファや椅子はたっぷりあります。




満員のため写真を撮れなかったが、カーテンで個室風に仕切られてるカウチの場所も多数あり、シャワールームに「スイート」という名の簡易ホテル風の部屋もあるが、前後便ともTK便利用とか、利用条件があります。
素晴らしく便利な透明ロッカーは健在です。しかも壁一面に鍵付きの充電ロッカーもありました。


長時間でも退屈したいようなゴルフ練習ブースや、ポップコーン機付きの子供エリアなども完備されています。


Wifiは自動発券機で、
コンシェルジュデスクは総合受付兼になっています。
食事
食事のバリエーションは以前と変わらず、エアラインラウンジの世界では不動の世界一と思います。(香港のキャッセイも素晴らしいと思うが)
気前よく24時間体制で大量な食事が丹念に提供され、食事関連で働いているスタッフの数も大型ホテルのバイキングなみです。




焼き立てのナン、パニーニ、各種パティスリー、スープ、洋食等々、朝発の便で出発前に行ったら、オムレツを作るエッグスタンドまでありました。




そして大人気のスイーツコーナー。デメル(DEMEL)のケーキやクッキーはもちろんのこと、


現場で大人気なのはかわいい盛り付けのトルコ菓子です。


食べなくても、目で楽しめました。


飲み物の種類ももりだくさん、本格的なコーヒースタンド。
ハード(笑)&ソフトドリンク、


個人的にお気に入りのトルコ茶の部屋。
好きなブレンド茶を南部鉄器のようなポットで作ってもらえます。




3.TK上級ユーザーには至れり尽くせり
5番ターミナルはTKビジネス専用となっています。
看板ではスターアライアンスも書いたようだが、実は今回フランクフルトでLHから黄色い搭乗券が発行され、入口で赤のTK搭乗券でないことで止められ、再三確認後やっと入れた経緯がありました。


専用のチェックインターミナルに続き、専用のファーストトラックがあり、出国審査後、広大なターミナルで最小限の移動で済む立地で広大なビジネスラウンジが作られています。


4.市内へのアクセス
地元の友人の話では、現地ではこの新空港の建設に反対する人も多く、やはりゼネコン事業に表と裏がいろいろあるのはどの国も同じでしょう。実際この山間部に造られている空港は現在まわりには本当に何もありません。鉄道もこれから開通になる予定ですが、現時点では市内へのアクセスはバスと車のみです。
バスは民営のHavistと国営のIEETの2社あるが、市内観光地までは断然Havaistが便利です。問題はこのバスは現金不可で、イスタンブールカードしか使えません。
乗り場あたりでは黄色い券売機はたくさんあるが、トルコ語のメニューだけなようで、結局ほかの乗客に手伝ってカードを買って、チャージをしました。
Taksimまでなら19番乗り場から直通で、18リラでした。
空港まで一本道しかない現在、帰りは渋滞にあって、空港まで約2時間かかりました。
気ままに行く欧州の旅⑪ ザルツブルクとハルシュタットの美景を訪ねて
オーストリアにも風光明媚な湖水地区があります。
アルプス山脈からの清流で形成された透明度抜群の湖と魅力的な湖畔の町が点在しています。
特にドイツと国境界隈のハルシュタットは世界で最も美しい湖畔の町と言われ、今回はウィーンからザルツブルク経由で訪ねて行きました。
一、美しい湖畔の町ハルシュタット
ハルシュタットへはザルツブルグからの車が便利と思います。電車も走っているが、到着する駅は市街地の反対側の湖畔にあるので、オフシーズンなら湖を往復する定期便のボートはないため、不便です。
1時間半位のドライブの沿道には美しい森林があり、静かな湖水があり、息をのむような美景が続く、




雄大な自然と濃厚な中世の面影がある町並みのコントラスが見えました!


深みのある碧色をした湖水、真っ青な空、空気までひときわ澄んだ気がする、
まるでおとぎ話に出てきたような家々、


ここはかつて塩鉱の町として栄え、現在も展望台と塩坑見学へのケーブルカーが運航されています。ここの展望台が崖から突き出したような作りで、「世界遺産の眺め」という看板を掲げています。




運良く珍しい位の大晴天に恵まれ、高所からの眺望はまた素晴らしい、


現地で聞いた話だが、なんと中国のシンセンにハルシュタットのまるごとコピーが作られたようです。現地で歩きながら思ったが、この町のいたるところに何百年に亘って刻まれていた歴史と文化の重厚感はきっとコピーできないでしょう。








山の斜面にへばりつくように建てた家々も魅力的だが、ここはなんと言ってもやはり湖畔の美景です!しかも光の変化によって、様々な魅惑的な表情を見せてくれました。


美景を巧みに取り入れた湖畔でのんびりする時間もとても贅沢に思えてしまった。






ハルシュタットは本来ならとても静かな湖畔の小さな町ですが、現代の観光ブームで様々な観光項目が増え、狭い土地柄の独特の風習なのか、納骨堂でアートされた頭がい骨でさえも見物される観光客が多く.......
私が町を一周し、湖畔で時間の流れに任せてぼーと夕日を眺めていました。
二、ザルツブルグ、楽しみが盛りだくさん
1.モーツァルトの町
第一印象は街中どこでもモーツァルト!ホテルの部屋にもモーツァルトのチョコ(笑)








2.ゲトライデ通りのアイアン看板はすごい
ウィーンのナーグラー小路の中世的な雰囲気を体験したばかりで、旧市街のメインストリートのゲトライデ通りの鉄製アート看板に、ちょっと圧倒されました。うん、中世へのタイムスリップはやはり静かさも大事かなと思いました。
しかし、ここはまさにアイアン看板の見本市のようで、見ごたえはたっぷりあります。








メインストリートは朝から晩まで観光客で賑わっています。






3.素敵な世界遺産の歴史地区は美しくて楽しい
街の中央に流れているザルツァッハ川の畔が長閑でありながらもおしゃれ、


徒歩で楽々渡る新市街と旧市街を繋がっているマカルト橋、
ここの橋も愛の鎖から逃れなくて......


両側には美しい景色が広がり、
川の左側は旧市街であり、ここにはモーツァルトの生家もあり、美しい中世的な街並みが世界遺産でもあります。






週末のマーケットはまるで祭り、






3.映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地
ザルツブルグはモーツァルトゆかりのスポットのほか、もう一つ来訪者が殺到するスポットがあります。かつての館と庭園を改装したミラベル宮殿です。
ここの庭園も広大な公園になっており、映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケにたくさん使われていました。






この庭園をゆっくり鑑賞しようと思って、ホテルから庭まで直結してあるザルツブルクシェラトンに泊まったが、8時前庭園に入ると、すでに韓国の団体さんがいっぱい!しかもみなさん舞台セットのような衣装、小道具で大がかりな撮影を行われ、完全にペースが乱れ、あとでみたらまともに撮れた庭園の写真はほとんどありませんでした。










4.快適で便利なザルツブルクのシェラトンホテル
ホテルは新市街地にあるが、中央駅から徒歩10分若で、なによりロビーのこのドアからミラベル宮殿の庭園に直結しています。


ホテル自体は結構年数が経っているようで、普通のツインだが、清掃が行き届き、アットホームな雰囲気。
団体客は多く、朝食の時はちゃんとSPGの専用席があり、浴室にタオルヒーターがあります。


サービスはとても丁寧で、特にロビーのピアノ弾きが大変お上手な方で、2泊で結局毎晩ホテルでピアノを聞きながら食事をしました。


五、ホーエンザルツブルグ城、今回の嬉しいサプライズ!
メンヒスベルクという丘の上に聳え立つこの要塞のようなお城は、15世紀で完成された後、焼き討ちに免れ、攻撃にも陥ったことはなく、現在でもヨーロッパ最大規模を誇る要塞だそうです。
ケーブルカーで登って、さらに階段を登って、ようやくお城です。


登ったところには大きな広場があり、現在は展望カフェになっている。


城内はかなり広く、鐘楼、薬草塔、鋳物の塔、刑務所、武器庫、貯蔵庫等が作られてある。






城中はまるで一つの町。ゴシック風な作りもあり、




立派な教会


もちろん、高台にあるお城からの眺望は素晴らしくて、ザルツブルグの街並みを一望する絶好な場所です。
次はブダベストです。秋のヨーロッパの長旅もそろそろ終わります。
気ままに行く欧州の旅⑩ 街全体が美術館のような美しいプラハ
プラハの美しさを形容する美称は実にたくさんあります。
「建築博物館」、「黄金の都」、「百塔の街」、「宝石の都市」.......プラハのような美しすぎる街は本来ならそこだけで1,2週間ゆっくり滞在できる旅スタイルが理想ですが、思うようにいかないのはまた残念な世の常でしょうね。






いまだに日本からの直行便はないようで、欧州内での列車移動が快適で便利です。
ウィーンからプラハまではレイルジェットで約3時間半位です。
ちなみにチェコ発ウィーン行きの列車だと、社内食堂は美味しくて安いです。1等だと席までフルサービスも可能なので、一人旅にはありがたいです。


車窓から素敵な欧州田園風景を眺めながら、もうブラハです。




一、建築宝庫のプラハでカフェ巡りと街歩き
カフェ巡り
プラハの街並みは11~18世紀に亘って幾度もの戦火から逃れ、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロック、さらにアールヌーヴォ様式等、様々な時代の建築物がまるで博覧会のように混在され、多彩で美しい建物の一部を利用したカフェ巡りも楽しいです。










建物の隙間を巧みに利用し、遊び心満載のところもあり、一人でやっと通れるような入口に信号機があり、




一列に並んで狭い階段を降りたら、案外広いテラスのあるシックなカフェレストラン、


街歩き
建築の博物館のような旧市街で街歩き、








大きな工事現場もちょっとしたテーマパークのような仕掛けを作り、




様々な年代の建築にある華麗な装飾はまるで芸術品、




長い歴史で蓄積されてきたセンスの良いアートが至るところにあり、




パリの街角?って一瞬錯覚するような高級ブランド街、


マーケットだって、こんなにお洒落、




ここだけで半日位ぶらぶらしていたいな、




リバークルーズ
悠然と街を縦断するように流れているモルダウ川からの眺めはまた格別、
ここにもアートがあり、
情調溢れる旧市街と華やかな新市街が不思議に融合している美しい街並みを眺めながら、スメタナの「わが祖国」のメロディが自然と浮かぶ、










二、必見!プラハ城
フラチャヌィという丘の上に聳えたつブラハ城の秋は格別に素敵です。
ここはギネスで認定された世界で最も大きなお城の一つであり、特にゴシック風の聖ヴィート教会は中欧たくさんの聖堂のお手本とも言われています。
美しいトラムで到着。お見事な黄葉に出会った!


中心部へ向かう、


巨大すぎて、広角レンズがないと全体が収まりきれない程壮観な聖ヴィート教会、
様々な角度から眺め、美術館のパティオのベンチに寝そべて見上げる尖塔がいっそう迫力が感じる。




内部も美しい。


格好いい衛兵の交代パフォーマンスも素敵で、




カフェでチェコ風アップルパイをいただきながら、違う角度からもお城鑑賞。


いろんな欧州の古城を見てきたが、プラハ城は特別にロマンチックで魅力的!売店でかわいい絵本を購入しました。
帰り道は美しいオレンジ色の屋根と石畳みの絶景を楽しみながら、石階段で降りた。


長い下り道だが、沿道にレモネード売りのスタンドや占いなどがあり、




降りたところは素敵な庭園があります




ジンジャークッキーの売店を冷やかし、
いつも賑わっている有名なカレル橋を渡って、旧市街に戻りました。


三、プラハでの異文化体験
チェコはEUに加盟したが、いまだにユーロではなく、独自の通貨が使用されいるためか、とにかく街角には両替の看板が異様に多いです。


噂のビアSPA
行ってみました。
旧市街の中心部にあるお店ですが、写真映りや話題性にはよいかもしれないが、たしかにビールは飲み放題ですが、SPAと言っても、まったく落ち着かないビール風呂の場所でした。






さらに衝撃を受けたのはプラハの白鳥たちです!
数に圧倒された!
逞しさに圧倒された!


季節柄か、自分の中の「白鳥の湖」が新たな一章が加えられたような体験でした。




とは言い、プラハの魅力はやはり無敵です。今度の春の欧州旅もまた少し寄ることにしました。
次はオーストリアの湖畔にある美しい街へ行きます。
気ままに行く欧州の旅⑨ ウィーン!東欧への中継地
本来は10月のウィーン、ブラハ、ブダベストなどの秋景色を観に行きたいと思っていたが、旅程を組んでいるうちに、どんどん行きたくなる場所が増えました。
結局ウィーンを東欧方面のベースにし、そこから鉄道でプラハ、ブダベスト、さらにオーストリアの湖水地方のザルツブルクとハルシュタットへ行く旅程になったが、中継地のウィーンでは行き来で合計4泊をしました。
一、一筆書きで見るウィーンの秋景色
セビリアからウィーンまではイベリア航空とオーストリア航空の乗り継ぎで、どっちも欧州内の短距離ビジネスクラスは簡単な機内食があるだけで、席はエコノミーと変わりませんでした。(真ん中の席がブロックされた位)




ウィーンの美しい街並みは秋の黄葉にも映える。まずはモーツァルト像にご挨拶、


カフェで一杯、


アジアフードも恋しくなり、お上品な「日本橋」も向かい側の庶民中華も行き、


スーパーにあるフレッシュオレンジジュースも、街角のベーカリーも楽しくて、


立派な王宮、オペラ座、そしていつ見ても違和感があるピンクの兎、




昼から夜まで賑わうケルントナー通り、街角の上質なパフォマー、




通る度に惹かれる立派なシュテファン寺院、ここはエレベーターがあり、昼間塔に登ってウィーンを一望しました。




二、石畳みの路地で中世へタイムスリップ
この頃「ことりっぷ」という軽めのガイドブックが気に入っています。ウィーン・プラハ編ではある写真に惹かれていました。
ケルントナー通りにも近いナーグラーという小路の風景です。


界隈でなかなか写真の場所が見つからなかった。通りかかったおしゃれな奇石ショップに入り、アフリカのマダカスカ産という綺麗なグリーン色の奇石を選び、この旅で初めてお土産を買い、梱包もとても丁寧でした。ガイドブックを見せたら親切な女性店員さんが場所まで案内してくれました。




これです!
路地の入口は狭くて分かりにくかったが、なかなかの雰囲気です。


下り坂の先には小さな広場とレストランがあり、テラス席で夕食、


暖かい物がほしくて、リンゴ煮トッピングのレバーシチュー料理にしました。ご飯付きで結構美味しかったし、プチ中世体験も大満足でした。


三、やはり宮殿も!シェーンブルン宮殿へ
ここはさすがに自分の娘をたくさんの王妃にしたマリー・アントワネットの母でもあるマリアテレジア様のお気に入り宮殿なので、庭園も壮観すぎて圧倒されました。


お天気にも恵まれ、旅先ではなければずっとこの素晴らしい庭園にいたかった。




1000以上部屋(ちなみに当時全宮殿内バスルームが2ヶ所のみだそうで)は現在40室位しか見学できませんでした。
宮殿内は撮影不可で、売店で各部屋の写真の絵葉書が販売されています。
このPorcelain Roomが好きで、残念ながら葉書では繊細な絵とマイセン風の青色が出せなかったが……
四、美術史美術館
ウィーンは芸術の都で、数日だけでは見どころの選択が難しかったです。さらに今回は中継地として列車旅の往復で半日単位の観光時間しかなく、いっそう悩ましかったです。
美しい建築が好きで、ピルンクザール(国立図書館)と迷ったが、今回は結局建物自体も美しい美術史美術館一か所に絞りました。


建物自体もすでに贅沢な美術品、


階段ホールも天井いっぱいにある「ルネッサンス賛歌」というフレスコ画も圧巻的で、


豪華絢爛なクーポラの下にあるカフェは世界一美しいという賞賛にぴったりです。
館内の収蔵品は豊富で、特にブリューゲルの特別展があるように、彼の作品が多く、
名作「バベルの塔」は必見!


わずか数日だけでしたが、様々なウィーンの秋風景を楽しむことができて満足でした。次はプラハへ行きます。
気ままに行く欧州の旅⑧ 遠足で行く断崖絶壁の街ロンダと白い村
一、セビリアはアンダルシア観光にも便利な街
セビリアが好みにあっている街で、特に予定がなくても市街地で地元の結婚式を眺めたり、スペインとイスラム風が混合している建築を観たり、地元人に混ざっていろんなバルハシゴをしたりして、飽きることはありません。




よく治安のことはどうって聞かれたが、私が夜のスペイン広場や、プラド・デ・サン・セバスティアン公園の夜市などへ出かけたりして、10時頃の一人歩きでも特に危ないという感じはなかったが、もちろん大荷物を持ち歩かない、キョロキョロしない、見知らぬ人についていかない等、基本的な安全ルールを守らないといけませんが......




ちなみに、セビリアで有名なマエストランサ闘牛場への見学も日差しの強い昼間を避け、夜に行ってきました。






要塞都市のロンダやアンダルシア地区で有名な白い村への遠足もセビリアからはアクセスが便利です。レンタカーで行くなら好きなところへ好きなだけ滞在できるが、ロンダまでの山道はかなりwild(険しい)と聞き、ホテルで相談したら、やはり現地発の少人数ツアーを薦められました。
二、ロンダまでの道のりは美景が続く
セビリアの街を出て、しばらく走るとすぐ山の風景に変わった。


休憩で立ち寄った田舎のレストラン、


美しい山と湖を眺めるために昔のカトリック王国とムーア王国の国境にあるラス・アグサデラス城で写真ストップ。


一つ目の白い村Zahara de la Sierra


日本からのツアーだと有名なミハスへ行くことは多く、実はアンダルシアのほとんどの村は白い壁で、Zaharaにも立派な展望台があり、地中海は見えないが、山一面に広がるオリーブ樹の景色もとても素晴らしい。


村の中心部はミハスほど観光客がないが、立ち並んでいる可愛いお土産屋さんがあり、教会前の広場でのんびりしたカフェタイムも心地よい。


白い家々の飾りが可愛らしくて、レストランのオーナーも素朴で親切。




古き良き時代からのオリーブオイル工房
ヨーロッパの現地ツアーではがゆったりしたものが多く、結構好きです。Zaharaは小さな村だが、ゆっくりカフェなどできる自由時間もあり、途中立ち寄った雰囲気のあるオリーブオイル工房など自力ではなかなか行けないだろうと思う。




伝統的なオリーブオイルの作り方も一通り拝見、




二つ目の白い村Sierra de Grazalemaは祭り中
途中から山道で結構渋滞があって、実はその日ちょうど村の年に一回の「馬飾り」の祭りが行われています。近隣村からやスペイン各地からの観光客も多く、小さな村はすごく賑わっている。




普段はおそらく静かな村には観光客で溢れ、レストランはどこも超満員、慣れない店員さんはあ然なようで、




カラフル-に着飾っている馬と騎手の登場!
すごい美少女の乗馬姿もなかなか、
Grazalemaでの時間はとても素晴らしかったです。
三、ロンダだ!
Grazalemaから出たら渋滞もなくなり、しかし高い崖の上に建つ要塞都市のロンダへの山道は本当に険しかった!
ロンダに着いた!観光場所のロンダベランダ-という展望台とヌエボ橋まではバスセンターから徒歩20分ほどかかる。






辿り着きました!ロンダベランダ-と呼ばれているマリア・アウクシリアードラ広場の展望台。
写真では分かりにくいが、突き出している手すりの先はもう断崖絶壁!近づくになれるまで少し時間がかかった!


ヌエボ橋への眺めはまさに絶景!


移動しながら絶景鑑賞!


グアダレビン川の浸食によってできたタホ渓谷の二つの崖に立つ旧市街と新市街をつなぐヌエボ橋、


上から白い糸に見えたのは実はヘミングウェイの道という名の下る坂道。
結構すべりやすい下り坂で20分位降りたら、
さらに素晴らしい景色が目に前に広がった!


登り坂がさらにきつく、崖沿いのカフェで一休み、
ロンダには結構素敵なレストランも多く、次回はやはり一泊し、夕日が照らした崖の姿を見てみたいね。


時代の流れでスペイン国内での闘牛もどんどん衰退になっている現在、闘牛場の閉鎖も増え、ロンダの闘牛場はまた貴重な観光場所となっているが、セビリアですでに見学したので、ここでは残りの時間を小さな広場で過ごしました。


楽しかったセビリアからの遠足でした。
気ままに行く欧州の旅⑦ スペインの古都、コルドバの日帰り旅行
セビリアから電車で1時間若、そこはもうアンダルシアにあるスペインの古都、コルドバです。
ここは7~9世紀にオスマン帝国の勢力によってたくさんのアラビア風の建築が残されていたが、12世紀の半ばからキリスト教徒の奪回でまたユダヤ風の建築が加えられ、特に2大文化が混在されている千本近く柱のある「円柱の森」が有名なメスキータに魅せられています。
一、コルドバの街並みはエキゾチックで美しい
セビリアの街はのんびりとした雰囲気だが、駅と鉄道のセキュリティはかなり厳しい。
乗車まで何度か駅員によるチケット確認のほか、乗る直前にさらに荷物チェックのバリケードが導入されています。昨今日本の新幹線も事件が多くなり、そのうち同じようになるのでしょうか。
駅は近代的で、便利。


コルドバに到着後、駅前からバスで世界遺産でもある町の歴史的街区へ移動、


スペイン語のバス停があやふやで、とりあえず人の流れについて大きな公園で下車。
10分ほど歩くと、アルモドバル門が見えた。
中世的な雰囲気の城壁と横で流れている池がまるで絵葉書、




コルドバはコンパクトな街で、門に入って細い路地を適当にぶらぶら、




開店前の素敵なパティのあるレストランを発見。親切なお兄さんスタッフに了解をもらい、入って写真を撮り、




ホテルの美味しい朝食をいっぱい食べたが、まだまだ誘惑されそう、




しばらく歩くと、ミナレットの尖塔が見えた。
オレンジの木がたくさん植えられているメスキータ前の中庭に到着。




二、憧れのメスキータ見学、ミナレットも
メスキータ
入場券は2か所のブースで販売され、順調に入場。


7世紀のウマイヤ王朝が当初モスクとして作られていたが、その後キリスト教徒によってカテドラル(大聖堂)に改装され、さらに幾度かの拡張を重なり、現在の不思議な姿になりました。
現在約850本位に残っているアラビア風の柱と馬蹄型の二重アーチは圧巻!いろんな回廊建築を見てきたが、このような巨大なスケールと迷路のような独特な造りのところは初めてです。




一方、中央にある祭壇はカトリック教会らしく煌びやかな雰囲気になっています。


ふたつの宗教と歴史の重みが濃縮されているメスキータは本当に不思議な魅力のある珍しい宗教建築です。




ミナレット
メスキータに入る前、中庭の隣にあるミナレットの入場も予約しました。
ここはかなり狭い階段で塔の上に登らないといけないので、30分毎の入場に厳しい人数制限を設けています。


登る途中からの景色、壁側のオレンジ色のブースはチケット売り場。




かなり狭い石の階段。タフなスタッフたちが毎回見学者と一緒に階段を上り下りし、しっかり人数管理をしている。


ミナレットの上ではメスキータの全貌とコルドバの街並みが一望でき、




アンダルシアに来てから毎日晴天が続き、青空とのコントラスが本当に綺麗。




三、花の小道とユダヤ人街とローマ橋
メスキータの中庭を出て、迷路のような観光名物の花の小道へ向かう、
文字通りの小道。欧米人の団体ツアーもたくさん来ていたので、みんな一列で進みながら写真を撮っている、


ユダヤ人街にはとても可愛いらしいアラビア風のパティオ付きの家が多く、道路に面している家はレストランに改装されたりして、特にパティオの装飾に凝っているようで、街散策はとても楽しい。




ここのレストランはほぼ全部観光客向けのようで、客引きも熱心で、適当にメスキータ風のお店に入った。


ランチ時間には少し早いようで、客は数組。パティオ席はとても素敵だが、TAPAサイズのメニューが少なかった。
セビリアで毎日バル巡りで現地の物価感覚がある程度分かったので、ここでは軽くぼったくられた(笑)。場所が素敵だから、加算された10%のチップもおいてきました。


暫く歩くと、朝通りかかった素敵なレストランを見かけた。食べ直しに入ったら、ここはアタリでした。
気分もよくなり、ギターの弾き語りまで頼みました。




2回もランチをしたようで、食後プエンテ門方面へ歩き、


団体バスや観光客はこの門から入ることは多いが、




門を出て有名なローマ橋とカラオーラ塔が見えた。


10月半ばのアンダルシアはまだ暑く、強い日差しの下で15分ほど歩き、コルドバのアルカサルに着いた。
残念!その日はなんと臨時休業日でした。


実は当初コルドバで一泊をし、グラナダのアルハンブラ宮へ行く予定だったが、ロシアで立て続け豪華な宮殿と広大な庭園、さらにセビリアのアルカサルでアラビア風の宮殿とまた広大な庭園を見て、わざわざグラナダへ行くより、セビリアでのんびりしようかと変更しました。
日帰りのコルドバで荷物も最小限にしたので、ここのアルカサルは今度の楽しみに残すことにしました。
気ままに行く欧州の旅⑥ セビリアの街歩きとGOTロケ地巡り
サンクトぺテルブルグからロンドンまではBAの直行便があり、ロンドンでイベリア航空を乗換、アンダルシアのセビリアまでの移動は案外便利でした。
ロシアの10月はすでに初冬らしく、特に天候多変なサンクトぺテルブルグでは滞在中ほぼ毎日雲の厚い天気が続き、セビリアに着いた瞬間、太陽が燦々と降り注いでいる町全体が金色に輝いているように見えました。
一、GOTのロケ地巡り
世界的な大ヒットドラマGOT(ゲーム・オブ・スローンズ)を見て、すっかりドラマ中の美しいロケ地に魅せられました。クロアチアのドブロブニクで中世的な舞台を見て、今度は南国情調のロケ地のアンダルシアに来ました。
アルカサルReal Alcazar
ドラマの中ではエキゾチックな南の国ドーンのロケ地はここだったので、セビリアに着いてからまずお城へ直行します。沿道の街並みはすでに良い感じ、




オフシーズンの平日、お城の前はまさかの長列!しかも当日券が売り切れ?


少し探したら、スキップラインの割増ツアーを発見。25€で順調に入場、


観たかった!このムデハル様式の「乙女の中庭」!


パティオにある池とそれを囲むような両サイトのエキゾチックな回廊が本当に美しくて、


ここは現存する“ムデハル様式”の傑作とも言われ、息を呑むほど繊細な格子細工も素敵で、ずっと眺めていたい.......


宮殿はかなり広くて、ほかにも様々な大広間、ホールがあり、形だけのガイドにあまり期待はしていなかったが、その英語はあまりにも理解に苦しくて、結局たくさんのアーチ、透かし彫りのような彫刻の建具、タイル装飾の壁、床、贅を尽くされいる内部を一通り見て廻ってから、緑いっぱいのテラスから一人で動くことにしました。


宮殿のもう一つの見どころでもあるファサードと狩猟の中庭をすぎ、


さらに7つの庭で構成された巨大な庭園がありました。




この庭園だけでも一日かかってゆっくり鑑賞したいな!




アルカサルは1987年に世界遺産に登録されたが、ここですっかり満足になりました。
行く予定のアルハンブラ宮殿を取りやめることにしました。
二、スペイン広場
セビリアにある1929年のイベロ万博のパビリオンだったスペイン広場は文字通り世界一美しい広場と思います。
大好きな回廊建築がどんな角度からみても絵になる、




ここでかつてコロンブスが新大陸を発見し、スペインが栄華を極めた黄金時代を思い出し、


アンダルシアの歴史と文化を感じ、


夜になると広場の池にボートを漕ぐ優雅な市民の姿を眺め、


いつかスペイン語を習うことがあれば、セビリアが第一候補でしょう。


三、街歩きとバル巡り
セビリアは太陽、青空、緑、お花、美食、歴史、建築......素敵な街歩きの要素が全部揃っているような楽しい街です。
今回は周辺の街へ電車で行く予定だったので、サンタ・フスタ駅付近のホテルにしたが、数日滞在するならやはり旧市街地にあるカテドラルやヒラルダ塔付近のエリアが便利です。




朝、昼、晩、いつでも、どこでも絵になる。




歴史的な建造物が多く、街歩きがとにかく楽しい、




おしゃれなバルが至るところにあり、味もサービスもお値段も全部良し、








セビリアは人を幸せな気持ちになれる魔法のある街です!
気ままに行く欧州の旅⑤ エカテリーナ宮殿(Catherine Palace and Park)
「琥珀の間」で有名な豪華なエカテリーナ宮殿はぺテルゴフから車で約1時間位のところにあります。
上品な街プーシキン
宮殿所在地のプーシキンという街は昔ながらの貴族や上流社会の方々が多く住み、街並み全体上品な匂いが漂っている。




ランチで立ち寄ったカフェも洗練された雰囲気で、




途中で見かけた地元の小学生集団が幼いながらも全員超エリート風で恰好いい。




宮殿入場
入場は複雑な予約制で、個人見学の場合はさらにだいぶ前から決められた時間枠の予約をしないといけないようです。
欧州の有名美術館ではスキップラインとか、現地ツアーとか、割増料金で即入場できることもよくあります。ここも結局運転手の知人に約10ドルの割増入場券を依頼したが、それでも約20分ほど列に並びました。
並びながら彫刻や装飾が盛りだくさん施された豪華な外壁をたっぷり鑑賞し、






絢爛豪華な大広間
この大広間では17世紀にエカテリーナ2世が伊勢商人の大黒屋光太夫を謁見したこともある有名な場所で、これでもかの金箔の彫刻や鏡の反射とシャンデリアの光で眩しい。
光の角度によって金色に輝いたり、
さらに広く見えたり、クラシックに見えたりして、


魅力的な大窓からの眺望も宮殿らしく素晴らしかったです。


宮殿博物館のような数々の室内
白基調に金の縁飾りで有名な皇帝一家のダイニング「白の主食堂」
大きな壁に全部で368枚もの肖像画がびっしり飾られている「肖像画の大部屋」は圧巻的。
ほかには様々なテーマ別の素敵な部屋があるが、


ぺテルゴフで見惚れた陶器製の暖炉(ペチカ)はここにもあります。
煌びやかな豪華さとはまさにこのようなことでしょうか。


暖炉に魅せられすぎたせいか、大事な「琥珀の間」の感動も薄れたようです。というか、館内ではロシア人のおばさんスタッフは至る所に縄で順路を作り、常に前へ前へと催促され、実はあまり落ち着いて鑑賞できませんでした。
特に「琥珀の間」では団体客で常に人がいっぱりでさらに立ち止まることは許されなかった。もっとも現在の姿は第二次世界大戦後の空爆で全滅されたのを復元した部屋です。
宮殿の素晴らしい庭園
エカテリーナ宮殿の場合は、水色と白や金色の装飾のある豪奢が宮殿があまりにも有名だが、実はさらに広大な美しい庭園も見ものです。
美しいフランス庭園と彫刻






巨大な池、池周辺のイギリスガーデン




小宮殿のグロット
ゆっくり庭園散策をすれば一日があっても足りない!






エカテリーナ宮殿、やはりゴージャスでした!
次は太陽がいっぱいなアンダルシアへ行きます。
気ままに行く欧州の旅④ ペテルゴフ(ピョートル大帝夏の宮殿)
サンクトペテルブルクでは旧帝ゆかりの宮殿巡りも今回旅の楽しみです。
有名な二大宮殿、ピョートル大帝の夏宮殿のペテルゴフとエカテリーナ宮殿はともに郊外にあり、車がないと自力で一日で回るのはほぼ無理でしょう。個人旅行の場合は現地発の日帰りツアーで行くか、今回のように車をチャーターして行くのはいいです。
エカテリーナ宮殿の入場は複雑な予約制があり、しかも見学時間は昼からということで、朝からまずペテルゴフへ向かいました。
ペテルゴフ宮殿(Peterhof Palace)
現在のエルミタージュ美術館のメイン建築はかつてピョートル大帝の冬宮殿ですが、郊外のフィンランド湾沿いにある夏離宮は、特にそのフランス式の庭園もサンクトペテルブルグの観光目玉になってます。
ペテルゴフ宮殿はエルミタージュの裏から高速船でも行けますが、行ってみて分かったが、船乗り場から宮殿までかなり距離があり、往復で船利用するなら1日はかかりそうです。
下の公園
完全なシンメトリーの庭園は想像以上に広大で美しいです。。
この庭園はフランスのベルサイユの造園師の愛弟子で設計してもらった由来もあったが、本場のベルサイユや英国の由諸あるブレナム宮などと比較されても全く遜色なく、むしろオリエンタル的な要素が加えられ、ここでは地形の高低差を利用した数多くの噴水とのコンビネーションは絶妙です。
公式サイトでは噴水ショーは9月末でと書いていたが、ショーを見るのは諦めていたが、実際10月上旬に訪問した時、10時になったらなんとショーが開演されました。
そういう欧米的な大らかさが大好きです!




ショーが始まる前はすでに豪奢な大宮殿と庭園のスケールに圧倒されたが、




ショーが始まったら、煌びやかな金色の像と水しぶきのハーモニーはまさに地上の楽園、




今年は暖かいせいか、10月上旬の園内にある木々はまだ色つき始めたばかりで、噴水と紅葉を一堂に観れることは年によってわずか数日しかないようで、とても幸せ!


あいにくの曇り時々小雨の天気でちょっと残念だが、水辺までの散策道の木々は清々しい。






大宮殿
豪華さで有名なエカテリーナ宮殿も行く予定があるので、運転手はこの大宮殿は入らなくてもいいって言ったが、せっかくなので庭園を散策後人ごみもなくその場でチケットを買って入場しました。
明るくてエレガントさが漂っているダイニング、
豪奢で快適そうな執務室、あの水色のベルベットの椅子に一目ぼれ、
エルミタージュで見たようなハイセンスなインテリアの数々、


景色をいっそう引き立てる窓、
様々なテーマ別の素敵な部屋があるが、個人的に一番惹かれたのは各部屋にあるマイセン風の白地に青い花の陶器製の暖炉(ペチカ)!


歴代皇帝が使用されている素敵な調度品が多く、しかもインテリアが好みなので、ゆっくり鑑賞できて大満足でした。




皇帝使用品の数々も展示されています。


次はエカテリーナ宮殿へ行きます。